失敗ばかりの美容メニュー
そもそもの始まりとして、美容部門を導入したのは『お金(税金)が払えなかったから・・・』という情けない理由なのです。
当時整骨院の売上が思う以上にあがっていた私は、調子に乗って湯水のようにお金を使っていました。
強いて言い訳をさせてもらうとすれば、その使い方は研修費や、社員旅行などの福利厚生費、スタッフの給料、広告費などといった、投資にちゃんと使っていたということでしょう。
しかし、それは言い訳にしかならず、いざ決算を迎えると税金を払うためのお金が一切残っていないという状態だったのです。
『これはヤバイ、、、どうにかしないと。。。』と思っても、治療院だけではどう頑張ってもすぐに税金を支払うだけのお金を用意するのは不可能という状況でした。
手当り次第知り合いに声をかけまくっても、さすがにお金を貸してくれる人が居るわけもありません。
これが黒字倒産か・・・、と頭をよぎったこともありました。
しかし、その時に偶然ちょっと先に開業した先輩から『美容は現金ビジネスだから、保険と違ってすぐにキャッシュフローが改善するぞ』という話を聞いたのです。
今思えば、それ以外にも方法はあったのかも知れませんが、当時の私は『これだ!これしか俺が生き残る道はない!!』と思い、美容の導入を決定したのです。
結果から言うと、その時はなんとかなりました。
もともと得意だったセールス力をいかし、なんとか税金を用意出来るだけの売上を美容で打ち立てることが出来たのです。しかし、これに気をよくした私は『これはすごい!スタッフにも覚えさせて、美容を継続していこう!!』と、何1つ仕組みのないまま美容部門を設立し、スタッフへと管理を任せたのです。